お知らせ

1月19日午前7時頃小惑星「７４８２(1994PC1)」が地球に約１９０万キロまで接近します。この小惑星は幅約１キロと推定されており地球のそばを通過する天体としては比較的大きなものとなります。この小惑星は１９９４年に発見された小惑星です。
　地球最接近時は地平線下で見ることはできませんが、前日１８日の宵には望遠鏡を使えば見ることが出来るかもしれません。
(ＡｓｔｒｏＡｒｔ社の天文シュミレーション　ステラナビゲーターの光度予想では１０．２等です)
１８日はあいにく満月(今年度最小の満月(ミニマムムーン))ですので条件は良くありませんが小惑星７４８２は１９時過ぎにはエリダヌス座にあり南中(高度約４１度)するので何とか見ることが出来るのではないかと考えられます。

　翌１９日１９時３０分頃にはエリタヌス座からくじら座、うお座を通過しアンドロメダ座に移動します。この時の予想光度は１１等です。
非常に移動が速いので捕らえるのが難しいかもしれませんが移動の様子が見える可能性があります。

観測にチャレンジしてみてはいかがでしょう。

原稿作成者：天体望遠鏡博物館ボランティア　ＵＭ氏（岡山在住）

小惑星「７４８２(1994PC1)」を撮影しました

撮影日時：2022年1月18日　19時38分～19時41分
撮影地：岡山県井原市　星空公園
撮影機材及びデータ：鏡筒　ビクセンＲ－２００ＳＳ(レデューサー使用　１１２０ｍｍ相当)／架台　ビクセンＳＸＰ２赤道儀／カメラ　キャノンＥＯＳ　Ｒａ／ＩＳＯ6400　15sec×10枚(比較明コンポジット処理)
撮影者：天体望遠鏡博物館ボランティア　ＵＭ氏（岡山在住）
撮影者コメント：満月がありましたが眼視でも確認でき、ゆっくり移動しているのがわかりました。
思いのほか移動が速かったです。19日は更に早く動くのが見えるものと思われます。写真で見ると若干、黄色味を帯びている様に感じます。