お知らせ

図は国立天文台　星空情報から引用しています

2021年5月26日（水曜）は満月しかもいわゆるスーパームーン（地球と月が接近して月が大きく見えること）になりますが、これに皆既月食が加わります。
天体写真あるいは星景写真がお好きな方なら、今回の皆既月食が「月の出」から欠けた月が出てくる「月出帯食」であることにより興味をお持ちになると思います。地上風景と月食を同一写野に撮影できる数少ないチャンスです。

また今回の皆既月食は長時間に及ぶ月食の過程を首を天頂に向けた無理な姿勢をとることなく、見やすい高度と時間帯で楽しめます。皆既月食は肉眼でも楽しめますが、口径4㎝～5㎝の双眼鏡で見るととても美しく見ることが出来ます。

晴れれば全国各地で楽しめます。ぜひ太陽・地球・月の軌道を頭に思い浮かべながら宇宙の神秘に触れてみてください。

月の出の時刻は各地で異なりますが19時前後に、月の一部が欠けた状態で出てきます。月全体が地球の影に入る皆既月食は20時9分から20時28分の19分間です。20時28分を過ぎると徐々に月が地球の影から出てくるため月の明るさが増していきます。

月食と月の満ち欠けでは、月のかけかたがまったく違います。この理由については国立天文台の「月食とは」の動画がとてもわかりやすく、また美しく制作されています。ぜひご覧下さい。

https://youtu.be/qq8I-Ri47Hs　　←クリックすると動画再生されます