お知らせ

仕事の都合で中国・長春市に現地赴任している天体望遠鏡博物館のボランティアスタッフＴ氏からの便りです。

このところ、長春市では雨、それも豪雨が多いですが、束の間の晴れ間は空気が澄んで低空まで良く見えます。約、北緯44度にある長春では、町並みの上にカシオペア座の低空通過を見ることが出来ます。

撮影日時：2021年6月1日20時30分から37分
撮影地：中華人民共和国　吉林省長春市
撮影者：天体望遠鏡博物館ボランティア　ＴＨ氏
カメラ：アルファ7Ⅱ　レンズ：トキナー20mmF2開放　APS-C画角
感度：ISO800　露出：1/2秒　24枚合成

香川県さぬき市多和は北緯３４度１１分にあります。天文シュミレーションソフト　ステラナビゲーターを使って同じ日時でシュミレーシュンしてみた図が下図です。シュミレーシュン図ではカシオペア座が高度10度未満、ほぼ地平線で見えていますが、実際には「山」があるので見ることは出来ません。緯度差が10度あることがよくわかります。