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内合の金星を捉えました

[お知らせ] スケジュール:2022/01/10
更新日:2022/01/11

1金星内合図
図は国立天文台ホームページから引用しています

「地球-金星-太陽」のように金星が地球と太陽の間にあって、金星と太陽が同じ方向に来る瞬間を迎えます。これを「内合」といっています。逆に「地球-太陽-金星」の並び方で金星と太陽が同じ方向に来る瞬間は「外合」です。
地球から見て、内合のときに太陽と金星が南北方向にもズレが極小になると金星が太陽面を通過する「金星の太陽面通過」ということになります。前回の「金星の太陽面通過」は2012年6月6日でしたので、望遠鏡で見た方やテレビやネットで見た記憶のある方もいらっしゃると思います。

太陽がすぐ近くにあるため「内合」のときの金星の写真を撮るのは難しいと言われていますが、今回、天体望遠鏡博物館会員のH氏(香川県在住)が捉えました。

20220102_10金星 (縮小サイズ)

撮影者コメント:今、金星は地球から見ると、太陽の北側を西に移動しています。そのため1月2日には金星の右下方向が光っていますが、日を追うに連れ左にズレて行き、1月9日の「内合」では真下(真南)から太陽に照らされており、内合から1日経過した1月10日は左下が光るようになりました。
今回の「内合」は太陽との離角が4度50分くらいでした。残念ながら一日薄雲がなくならず、左から4番目のような悲惨な写真しか撮れなかったのですが、それでも内合の日でも眼視観測や撮影が可能なことが確認できました。(もしチャレンジされるときは慎重に!*初心者はベテランの指導の下で行って下さい)
この離角がゼロの時は「金星の太陽面通過」ということになります。前回の「金星の太陽面通過」は2012年6月6日でしたので見た記憶があります。ちなみに次回の「金星の太陽面通過」は2117年(95年後)になります。(>_<)。

 

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