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大きな満月と小さな満月

[お知らせ] スケジュール:2023/08/05
更新日:2023/08/06

地球から見た場合、月は地球の周りを回っています。月は地球を中心とする真円を描いた軌道で回っているのでは無く、地球に近づいたり遠ざかったりしながら楕円で回っています。

地球と月が近づいたときの距離はおよそ36万㎞、遠ざかったときの距離はおよそ40万㎞になっています。そのため近づいたときは大きく、遠ざかったときは小さく見えます。天文用語ではありませんが、最近よく使われている「スーパームーン」という言葉は地球に月が近づく時と満月になる時が重なって1年の内でもっとも満月が大きく見えることをいうようです。

当館会員で熱心な天文愛好家である神奈川県のTS氏から、ほぼスーパームーンと今年最小の月を比較した写真が届きましたので紹介します。

mooncp2023s2

撮影者のコメント
2023年8月1日は今月の2回ある満月の1回目(夜半過ぎ3時)でした。しかも、今月31日の満月がスーパームーン(今年最大の満月)なんですが、1回目の満月の昨夜もほぼスーパームーンに匹敵する近い満月でした。地球の自転(観察者の地球上の位置)を考えたら昨夜の方が満月らしいスーパームーンかもしれません。
左側が今年2月5日の今年最小の満月、そして右側が昨夜のほぼ今年最大の満月です。こうやって比較してみると意外と大きさは違います。更に、よく見て見ると南北方向の振れ具合も結構違います。ティコクレーターの南(下)側の見えている範囲や、北側の明るいクレーターの見え具合など、結構違います。こんな違いを比べて見るのも面白いですね。

撮影データ
カメラ:Canon EOS 80D 光学系: KOWA PROMINAR
KOWA TX10アダプター使用
焦点距離500mm F5.6
露出1/2000ぐらい 感度設定 ISO400ぐらい

 

 

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