香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[イベント] スケジュール:2025/03/22
更新日:2025/03/08
【日時】
2025年3月22日(土)
観望会前にエアードームプラネタリウムを入れ替え制で2回行います。
希望者は各回開始前にご来場下さい。
17時30分:1回目投影
18時00分:2回目投影
----------
18時10分:天体観望会受付開始
18時30分:オリエンテーション
18時40分:観望会開始
20時10分:終了予定
*夜間天体観望会のみに参加の方は18時10分から受付開始です*
【内容】
オリエンテーション後、天候に合わせて天体観望を行います
【予定機材】
大型望遠鏡数台、小型・中型望遠鏡10台程度
【参加費】
大人500円
大学高校生400円
中学小学生300円
就学前児童無料、障がい者手帳お持ちの方無料
【募集組数】30組(80名程度)
【オリエンテーションの内容】
・天体望遠鏡の見方・使い方説明
・夜間天体観望会での事故防止注意事項説明
【雨天・曇天時】
雨天・曇天時は別プログラムにて開催致します。
別プログラムの例
・館内ナイトツアー
・望遠鏡を使った実験やお話など
・4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」による星空ツアー
参加お申し込み方法 ネット予約をご利用ください
☆★今回の天体観望会で見ておきたい天体リスト
惑 星: 火星,木星,天王星
星 座:おうし座,オリオン座,ふたご座,しし座
一等星:アルデバラン,シリウス,ベテルギウス,リゲル,ポルックス,プロキオン,レグルス,カストル(2等星)
星の並び:冬の大三角,冬の超大三角<※今季限定>,北斗七星
星 雲:オリオン座大星雲(M42),かに星雲(M1),しし座の系外星雲(M65,M66,NGC3628)
星 団:すばる(M45),プレセペ(M44)
二重星: リゲルの伴星,ミザール
冒頭にまとめていますが,今回の観望会では見て楽しめる天体がいつもに増して数多くあるように感じます。とりわけ,2年2ヶ月ぶりに地球に接近していた火星と『冬の超大三角』。これは,『今しか見られない』という意味で,今回注目の観望対象といえるでしょうか。
それでは,当夜,見て楽しめる天体や星座,星空の紹介をしていきましょう。
上の図は,観望会当夜午後7時30分頃の星空です。
冬の一等星が7個と春の一等星が1個。そこに火星と木星が加わって,かなり賑やかな雰囲気の星空となっているのがわかるかと思います。
3月,暦の上ではもちろん春なんですが,西空には,おうし座やオリオン座,おおいぬ座,ふたご座といった冬の代表的な星座が見えています。もちろん,冬の大三角(ベテルギウス,プロキオン,シリウスの3つの恒星で形作られる三角形)も見えています。この冬の大三角はけっこう大きな三角形で,三角の形を追うことは簡単です。まず3つの一等星を探しながら,目で線を引いて三角形をつくれば完了。
そして今季は,冬の大三角に加えて『冬の超大三角』が見えているんです。
冬の超大三角は,火星,木星,シリウスの3天体が形づくる三角形。火星も木星も恒星と違って位置を変えるので,この三角形が見えるのは今季だけ。来年の今頃は,火星の位置に木星が来ていて火星はそこにありません。そういう意味ではけっこうレアな三角形です。
冬の大三角も大きな三角形なのに,火星,木星,シリウスがつくる三角形は大きすぎて,もしかして三角形には見えないレベルかもしれません。
それでは,その冬の超大三角を形づくる太陽系第5番目の惑星である木星から紹介していきましょう。
当夜の夜空の中では,一番明るく輝いているのが木星なのですぐに見つかるはずです。
木星の大きさは地球のおよそ11倍。そして10時間ほどで一回転(自転)します。地球は24時間で一回転。ということは,地球の11倍の巨大な惑星が地球の2倍以上の速さで自転しているということ。そのため,生じた遠心力で赤道付近が膨らんでいるんです。良く観察してみてください。木星は左右(南北)方向よりも上下(東西)方向の方に膨らんで,やや楕円形に見えてるはずです。
望遠鏡で木星表面を観察してみると,木星本体には数本の縞模様が見えます。
さて,この木星に関する興味深いお話を一つ紹介しておきましょう。
太陽系内には無数の岩石や微小天体が存在します。そして,その中のいくつかは惑星に近づき,惑星の引力に引き寄せられて衝突することがあります。
つい最近の報道ですが,2024YR4という小惑星が,2032年12月22日,地球に超接近して衝突する可能性が紹介されました。衝突の可能性は2%とのこと。可能性はゼロではありませんが,確率的には実際に衝突することはなさそうです。NASAによると,リスク管理とともに観測の継続が必要な要注意天体とされているとのことです。
小惑星が地球に衝突?そんな映画のようなことが実際にあるの?と思われる方もいるでしょう。
1908年6月30日,シベリアに隕石が地球大気に突入する事件がありました。この隕石は上空で大爆発したのではという分析がされています。付近の森林は木々のほとんどがなぎ倒されていて,そのときの爆発エネルギーの大きさを物語っているようです。
また,太古,巨大隕石の衝突により恐竜は絶滅したのではという学説もあります。頻度的には極少ない隕石の衝突ですが,長大な歴史の中にはいくつかの履歴があるようです。もちろん今後もその可能性はあり,衝突する隕石の大きさによっては,人類や生物の存亡にかかわる事象になる可能性があるわけです。
そこで木星です。木星の大きさは地球の約11倍。質量は300倍以上。引力も地球に比べて遙かに強大です。その大きな引力が太陽系内にある小天体(隕石)を引き寄せてくれているのです。推定では地球にぶつかる隕石の数千倍の隕石が木星に落ちているという話もあります。そのおかげで,地球に落ちてくる隕石の数は相当に減少しているのではともいわれています。
想像してください。あなたが苦手なドッジボールの試合に出場しているとします。でも,同じコート内に飛んでくるボールをあなたの代わりにバシバシ受け止めてくれるエースがいたとしたら,あなたからすれば,ボールを当てられる数がグッと減ってしまうことになるでしょう。そんな感じでしょうか。
木星が存在してくれているおかげで地球と人類は,けっこう助かっているのかもしれないんですね。
木星本体の周囲に目をやると小さな光点が4つほど見えていると思います。この夜は,木星の上方に1個。下方に3個見えています。<注>望遠鏡によってはこの上下(左右)が逆に見えているものもあります。
この4つの星はガリレオ衛星とよばれ,木星の数ある衛星の中でも特に大きくて明るい衛星です。
木星本体の上に1個見えている衛星はエウロパ。下に3個見えているのが,本体に近い順にカリスト,ガニメデ,イオ。エウロパは内部に膨大な量の海水があるといわれています。ガニメデは衛星でありながら,太陽系第一惑星である水星よりも大きな天体です。
次に火星です。
火星は地球のお隣さん,太陽系第4番目の惑星で大きさは地球の約半分。
太陽系で,地球以外の天体に人が住むことを考える場合,その第一候補になるのが火星だといわれることがあります。火星表面における重力は地球の0.38倍。地球上で体重50kgの人は火星では19kgになります。月面ほどではありませんが,軽々と飛び跳ねたりできそうですね。火星の一日は24時間37分で地球とほぼ同じ。この点では違和感なく生活できそう!ただ,火星には酸素がありません。重い酸素ボンベを背負わないといけません。また,火星の平均気温は-55℃。ダウンを何枚も重ね着しないといけません。ダウンジャケットは宇宙服の下?,何をどう着るか悩んでしまいそうです。とにかく,人が住むのにはちょっとたいへんそうです。
その火星ですが地球との位置関係から,両惑星が近寄って観察しやすくなる時期が2年2か月ごとに巡ってきます。前回は2022年の冬だったのですが,その次の接近が今年の1月でした。当夜は,この最接近から2ヶ月ほど経過しているため,小さい火星はかなり小さく見える状況にあります。その火星の見かけの大きさは土星の本体の半分ほど。小さいので表面模様はわかりにくく,濃淡があるかなあという程度かもしれません。
そして,当夜観察できるもう一つの惑星が天王星。『水・金・地・火・木・土・天・海』の8つの惑星のうち,太陽から7番目の惑星です。観望会でも観察できることは多くないように感じます。
その天王星は,地球の約4倍ほどの大きさ。地球の大きさをリンゴに例えると,天王星はバスケットボールほど。 天体望遠鏡で観察すると,惑星なのに恒星と変わらない小さな点に見えるかもしれません。倍率を上げても,それほど大きく見えることはありません。というのも,実際のサイズは,天王星は土星の半分ほどで,距離は土星までの2倍も遠くにある。小さく見えても仕方ありませんね。大型の望遠鏡で高い倍率をかけても,通常の恒星と見分けがつきにくいほどのイメージです。期待してのぞいても残念と感じてしまうかもしれません。それでも,太陽系深奥の惑星だと感じながら観察すると,そこそこに味わい深いものがあるのではと思います。
見頃の惑星たちを見たら,まだまだしっかりと見えている冬の星座や天体に望遠鏡を向けましょう。
まずは,木星のすぐ右(西)方向に見えているすばるです。
すばるは,別名プレアデス星団,M45と呼ばれます。おうし座にある散開星団(恒星の集まり)です。
すばるは,低倍率で見ると数多くの恒星が集まった全体像が見えて,たいへん見応えがあります。
平安時代に,清少納言が枕草子の中で『星はすばる・・・』と記しています。枕草子の中で,『数ある星の中でもすばるが素晴らしい・・・』と解説しているわけです。平安時代の貴族たちも注目していた天体だったのでしょうか。
すばるは比較的若い星の集まりで,誕生してからまだ数千万年しか経っていない星々です。数千万歳で若いって,宇宙はレベルが違い過ぎですね。距離は440光年。その距離も宇宙レベルでは太陽と同じ町内会の天体。
おうし座には,かに星雲(M1) と呼ばれる星雲があります。
藤原定家の日記とされる明月記に,『1054年4月中旬の午前2時頃,オリオン座の北付近に木星ほどの明るさの星がいきなり現れた』と記されています。これは超新星(爆発)が起きて,それが肉眼でも見えたということ。この天文現象は,日本に限らず中国や中東方面にも観察記録が残っていて,昼間でも23日間ほど見えていたとの記述もあります。昼間も見えたとのことであれば,かなりの明るさだったのではないでしょうか。
超新星とは,大きな質量の恒星が進化の末期に大爆発して,突然明るく輝き出す天体とその現象。このかに星雲は1054年に爆発した超新星の残骸で,今も猛烈なスピードで膨張しています。
『かに』というのは,アイルランドの天文学者が大きな望遠鏡で観察した際,星雲の微細な放射状の構造が,かにの足に見えたことからそう呼ばれるようになったといわれています。
下の画像中,右上にボヤッとあるのがM1。望遠鏡で見るとひし形の雲状に見えます。(画像左下の明るい星はおうし座の角先にある恒星です)
そして,冬の星空もまだまだ健在。まずは,冬の星座の王者オリオン座。
オリオン座には見応えのある天体がいっぱいです。
オリオン座は,赤っぽいベテルギウスと青白いリゲル,そしてその中間に3つの2等星が斜めに並ぶ特徴的な形をした星座で,初心者でも簡単に見つけることができる星座。
このベテルギウスとリゲルは,それぞれ,平家星,源氏星という和名を持っています。平家の旗色が赤,源氏の旗色が白ということと,中間の3つ星をはさんで対峙してるかのように感じられるところから,そう名付けられたのではないかといわれています。
リゲルの方は伴星(ばんせい)といって,リゲル本星の周りを公転する小さな恒星をお伴にもっています。こうした近接して見える2つの恒星を二重星といいます。二重星には,見かけ上,たまたま2つの星が近くに見えている(見かけ上の)重星と,お互いの引力によって実際に公転し合っている連星とがあります。リゲルはこの実際に2つの星が実際に回り合っている連星です。天体望遠鏡の倍率を多少高めにして観察すると,明るいリゲル本星にくっついて,小さくかすかに光る伴星がポチッと見えてきます。二つの恒星がお互いに回り合ってる二重星(連星)って不思議な天体だと思いませんか?
オリオン座真ん中の3つ星のすぐ下に目をやると,縦に3つほどボンヤリとした天体が並んでいるのが肉眼でもわかるかと思います。その中央にあるのがオリオン座大星雲(M42)。最大級の散光星雲(拡がったガスや宇宙塵が様々な理由で発光して見えている天体)です。
M42の近くには星間ガスが大量にあって,今まさに星が誕生しつつある場所だといわれています。天体望遠鏡を使ってこの星雲を拡大してみると,中心部にトラペジウムと呼ばれる4つの恒星を観察することができます。トラペジウムは,どれも誕生したばかりの赤ん坊の星々で,これらの星々がオリオン座大星雲を光り輝かせているといわれています。
オリオン座大星雲は,小さな望遠鏡でも鳥が羽を広げたようなイメージに観察できます。大きな口径の望遠鏡で見ると,星雲の複雑な構造も見えてくるようになり,とても迫力のある眺めとなります。大きな望遠鏡でも小さな望遠鏡でも,それぞれに特徴的な見え方を楽しめるビッグサイズの天体です。
このオリオン座から少し左上(北東)方向に視点を動かすと二つの明るい星が見つかります。
この二つの恒星がふたご座の代表的な星です。
明るい方が一等星のポルックス,やや暗い方が2等星のカストル。
カストルがふたごの兄でポルックスが弟になります。兄の方が暗いということになりますが,星図の中ではカストルがα星,ポルックスがβ星とされています。通常,一つの星座の中で明るい順にα(アルファ)星,β(ベータ)星,γ(ガンマ)星・・と,恒星に記号が割り振られています。ということは兄のカストルの方が明るいはず。でも実際はポルックスの方が明るい。
カストルの明るさは1.58等で四捨五入して2等星。ポルックスは1.16等(四捨五入すると1等)。数値上では大きな違いはありませんが,四捨五入の結果,兄が2等星で弟が1等星ということになっています。
兄の方が暗い理由として考えられるのは,その記号が割り振られた時点ではカストルの方が明るかった。あるいは,明るい順にαから割り振るというルールが無視されたか間違えられた。また,カストルが兄ということでαをあてがわれたと,いろいろな説があるようです。
ポルックスには,その周囲を公転する惑星が見つかっています。大きさは木星の1.5倍。残念ながら望遠鏡で見ることはできませんが,惑星は何個あるんだろうかなどと想像しながら眺めてみると,またひと味違った印象があるかもしれませんね。
カストルの足下のところに,M35という散開星団があります。視力の良い人は,肉眼でもボンヤリと見ることができると思います。望遠鏡の低倍率で観察すると,たくさんの星々がきらめいて,とても美しい眺めとなります。(見かけの)大きさは月とほぼ同じという大きな星団です。
冬の大三角の一番左の一等星プロキオンから,左(東)方向を見ると春の代表的な星座のひとつであるしし座があります。
しし座にはレグルスという一等星があります。レグルスとは『小さな王』という意味。ライオンの心臓にあたるところで輝いています。このレグルスから上(北)に視線を動かすと,ちょうどクエスチョンマークを裏返したような形が見つけられると思います。これは『ししのおおがま』。このライオンは右(西)を向いているのですが,ししのおおがまは,そのライオンの胸から頭に部分にあたります。
しし座の後ろ足のところには,たいへん遠くにある系外星雲(けいがいせいうん:銀河系の外側にある銀河)があります。M65,M66,NGC3628の3つの星雲(下画像)です。距離は約3500万光年。私たちの銀河系(天の川銀河)の直径がおよそ10万光年程度といわれていますから,銀河系の大きさの350倍ほど遠いところにある天体であるわけです。先に紹介したすばるまでのさらに80,000倍ほどの距離。そんなに遠くにある天体ですから,暗くてボンヤリとしか見えません。目をこらしてじっくりと望遠鏡をのぞき込んでみてください。系外星雲については,たくさん星の光を集めることができる大口径の望遠鏡で観察することをオススメします。
円形星図に戻ってみてください。しし座からプロキオンの方(右方向)に少しもどるとかに座が見つかります。
かに座には明るい星がないので,全体の形は追いにくい星座ですが,ど真ん中にプレセペ(M44)という散開星団があります。場所は,ふたご座の一等星ポルックスとしし座の一等星レグルスのほぼ中間のあたり。空の暗いところでは肉眼でもボンヤリと見ることができます。
プレセペとは,飼い葉桶(かいばおけ)という意味のラテン語。飼い葉桶とは家畜のエサ入れのこと。どう見てもエサ入れには見えないのですが,肉眼で見たときのボンヤリとしたイメージがそう感じさせたのかもしれません。
先に紹介したおうし座のすばるやふたご座のM35もそうですが,一般的に散開星団はそこそこ拡がりのある大きな天体なので,低倍率で観察するのがオススメです。倍率が高いと全体像が見えづらく,対象の一部が大きく見えるだけになりがちです。散開星団は低い倍率が出しやすい小さな望遠鏡が活躍する天体です。
それでは,北方向の星空にも目を向けてみましょう。
春の星空,北側で一番目に付くのはやっぱり北斗七星でしょう。(北側には天体望遠鏡博物館の建物があるので,時間帯が早いうちは,高度が不十分な北斗七星はまだ見やすい位置にないかもしれません。)
勘違いしている方もいる人も多いかもしれませんが,北斗七星は星座ではありません。北斗七星はおおぐま座の一部。大熊の背中から尻尾の辺りになります。北極星を見つけるときに活用されることでも有名ですね。
北斗の『斗』は,中国では枡を意味します。名前の通り,ひしゃくの形をした7つの星というわけです。7つの恒星のうち2等星が6個と3等星が1個。まずまずの明るさと,特徴的な形ということで容易に見つけやすい星の並びです。
北斗七星の柄の方から2番目の星はミザールという星です。肉眼でも2つに分かれて見えるといわれている二重星。上の写真でも2つの星がくっついているのがわかりますが,明るい方がミザール,暗い方の星はアルコルといいます。
アラビア地方では,その昔,兵隊の視力検査に利用されていたそうです。視力に自信がある方は,肉眼でこのミザールが2つの星に分離して見えるか挑戦してみてください。
ここまで,いくつか見所となる天体を紹介しましたが,冬から春の星空には他にも数多くの『見ておもしろい天体』がたくさんあります。ここに記しているもの以外の天体についても,博物館の担当者が望遠鏡に導入してくれると思います。望遠鏡を覗きながら,それがどんな天体なのかぜひ質問してみてください。その天体を詳しく知ることによって,より興味深く感じることができるようになるもので,それが天体観望の醍醐味の一つと考えます。
冷え込みにはまだまだ注意が必要な時期です。防寒は十分にして,いろいろな天体の観望をじっくりとお楽しみください。それでは,観望会でお会いできるのを楽しみにしています。
※HP中の星座図,太陽系図は,アストロアーツ社製StellaNavigator12で作成しています。
天体画像は,博物館会員が天体望遠鏡を使って撮影したもので,実際に望遠鏡を覗いたときの見た感じに近いように若干の加工をしてあります。
円形星空図,説明図等はAdobe製Illustratorで作図しています。
<注>
天体(星雲星団)の名称の頭に付く『M』記号について
フランスの天文学者シャルル・メシエは,数多くの星雲星団を観測してカタログにまとめました。そのカタログに記された110個の天体は,個々にM番号が振られて一覧化され,観測に活用されています。『M』は観測者メシエのM。『NGC』記号は,新たにまとめられたカタログに記載されている星雲・星団および銀河の個別番号です。