香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[お知らせ] 更新日:2017/02/22
天体望遠鏡博物館会員による初めての天体写真展です。撮影者の堀川利裕氏はこれまで「月刊天文ガイド」などの天体写真コンテストで数々の入選を果たしてきました。今回はこれまでに撮りためてきた天体写真から選りすぐりの作品を展示しています。
会 期:2017年2月25日(土)~4月30日(日)の間の開館日
時 間:午前10時~午後4時(午後3時30分受付終了)
会 場:天体望遠鏡博物館 本館2階 特別展示室 (校舎 旧音楽室)
入場料:天体望遠鏡博物館入館料のみでご覧になれます
撮影機材:フィルムカメラ、デジタルカメラ、冷却CCDカメラ
撮影地:香川、徳島、奈良、三重、長野、オーストラリア
ぎょしゃ座・オリオン座・いっかくじゅう座などの散光星雲から、さんかく座・ちょうこくしつ座・おとめ座などの系外銀河まで撮影されています
中判フィルムカメラで撮影した1990年代の懐かしいヘールボップ彗星、乗鞍岳で撮影したペルセウス流星群から、最新のデジタル一眼レフ「ニコンD810A」や冷却CCDで撮影した南天の星雲・系外銀河まで天体写真に馴染みのない方からマニアまで楽しめる展示になっています。
天体写真の魅力
私が初めて天体の写真を撮ったのは高校時代でした。それから40年余り、天体写真を撮り続けています。
今回の展示にあたって何故、天体写真が好きになり、飽きずに続けてこられたのかを考えてみました。
まず挙げられるのは、「目では見えないものを美しく写し出せる」からです。 写真には、光を蓄えられるという凄い力があります。この力は風景の撮影などではあまり役立たないのですが、非常に暗い天体の撮影には威力を発揮し、かつ美しさを引き出します。
次に、趣味として見た場合「とても長く、深く楽しめる」からです。思い出してみたら、撮影計画で楽しみ、撮影時に楽しみ、画像処理で楽しみ、できた作品を見て楽しみ、また、人に見せて楽しんできました。
それ以外にも、相手が自然であるがゆえに、同じ対象でも写すたびに違った表情を見せてくれる、天候などでなかなか思いどおりの撮影をさせてもらえない(思い通りに行ったときは大感激!)、撮影機材/撮影技術/処理技術などの進歩に応じて、それまで撮影困難/不可能だったものが次々と写し出せるようになる、など 挙げていくと切りがないです。
今回の展示では特にテーマを決めておりません。ご覧になって、天体写真の魅力を一部でも、少しでも共感していただけたら幸いです。
堀川利裕