香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
天体望遠鏡は「鏡筒」「架台」「三脚」の部分で成り立っています。これまで開催してきました天体望遠鏡工作教室は「鏡筒」の部分を作ってきました。この鏡筒は写真用三脚につけて天体観望することができますが、一般家庭にある写真用三脚は強度や大きさ、上下方向のスムーズな動きといった点で、天体望遠鏡専用に作られた架台・三脚とは異なります。
そこで天体望遠鏡博物館では安価でありながらも充分な強度と適度な大きさと水平・上下方向にスムーズに回転させることができる「架台」「三脚」の試作を重ねてきました。
天体望遠鏡博物館の「天体望遠鏡工作教室」に参加された方にはぜひお勧めしたい工作教室です。ノコギリを使った簡単な直線切りと電動ドリルによる1㎝程度の穴開け作業で作れるようにしています。工具の使い方も説明いたします。男女を問わず工作初心者の方でも作れるようにサポートしています。
しかしながら、今回の工作教室ではノコギリ、電動ドリルなどの道具を使いますので、お子様だけでの参加はご遠慮下さい。また万一、事故が発生した場合でも自己責任となりますのでご注意下さい。
【日時】2020年の開催スケジュールは次の通りです。
2月16日(日) 13時30分~16時
4月11日(土) 13時30分~16時 *参加者募集中
6月27日(土) 13時30分~16時
6月16日(日) 13時30分~16時
8月 1日(土) 13時30分~16時
10月24日(土) 13時30分~16時
12月 6日(日) 13時30分~16時
【会場】天体望遠鏡博物館 天文教室(校舎1階にあります)
【参加費用】 2000円/1台につき
*費用内訳:架台部材料代300円・三脚部材料代1200円・設備使用負担金として入館料500円をお支払い下さい
*本教室では館内案内を行う時間がとれませんので、ご家族で参加の場合でも工作台数が1台なら入館料はお一人分の500円のみです。
*館内ツアーにも参加希望の方は午前か12時のツアーに間に合うようにお越し下さい。通常どおりの人数分の入館料お支払いで館内ツアーに参加できます。その場合、本教室の設備使用負担金としての入館料500円のお支払いは不要です。
【準備物】天体望遠鏡工作教室でつくった鏡筒をお持ちの方はご持参下さい。
【定員】最大5組
【申し込み方法】 ただいま4月11日(土)開催の架台・三脚工作教室の予約受付中です。下記のフォームからお申し込み下さい。
*よくある質問
Q1.小学校3年生以下でも参加できますか?
保護者が工作し、お子様がそれを手伝うという進め方になりますがご参加下さい。
Q2.園児の弟(妹)も連れて行っていいですか?
小学校4年以上のお子様と園児の弟(妹)の場合は保護者1名以上でご参加下さい。
小学校3年以下のお子様と園児の弟(妹)の場合は保護者2名以上でご参加下さい。
Q3.材料キットだけを販売してもらえますか?
工作教室の参加者募集ですので、材料キットのみの販売は行っていません。
三脚は口径4㎝の鏡筒を支えるのに充分な強度があります。架台部を変更することでさらに重量のある鏡筒にも対応できるようにしています。
*鏡筒は材料に含まれていません(天体望遠鏡工作教室で製作したものです)
架台部はフォーク式経緯台の形式にしています。
微動装置のないフリーストップながら眼視観測には充分対応します。
写真の上下方向の回転軸は、食品保存用のブラスチックケースを利用しています。直径が大きい方が回転が安定するのでふた付きの缶(果物缶詰の空き缶)も選べるようにしています。
水平回転はスムーズな動きを確保するために、スベリシートを貼っています。
水平状態
中緯度付近もバランスの崩れなく静止します。
天頂付近も対応しています。90度超まで可能。
三脚の開き止めはがっちり止まるようにしています。
天体望遠鏡用架台・三脚工作教室の様子
初めての、のこぎり体験だったかな。講師陣が丁寧に使い方を教えます。
電動ドリルて゜穴開けします。
小さなお子様はヤスリがけなどをお手伝い
完成です