香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[天文現象] スケジュール:2020/06/21
更新日:2020/07/19
6月21日の夕方、部分日食が起こります。日本各地で観測できますが南西の地域ほど大きく欠けます。またアフリカからアジアにかけて一部の地域(日本から近いところだと台湾)では金環日食になります。
【画像提供:国立天文台】
天体望遠鏡博物館のある香川県は現時点(12時32分)では曇りで太陽は見えていませんが、夕方に雲間から太陽が見える可能性があります。天体望遠鏡博物館の会員は全国各地にいますので、撮影できた写真を今夜から掲載していく予定です。中国の厦門まで遠征観測している会員もいますので晴天に恵まれれば金環日食の写真も公開できるかもしれません。
もし、自分のいる場所が曇ったりして見られない場合は、各地の天文台がライブ中継を予定していますからそれを見るのもいいですね。
国立天文台 https://www.nao.ac.jp/notice/20200621-partial-eclipse.html
日本天文台協会 http://www.koukaitenmondai.jp/campaign/eclipse2020.html
太陽は、たいへん強い光と熱を出している天体です。そのため、肉眼で直接太陽を見ると、たとえ短い時間であっても目を痛めてしまいます。太陽が欠けていても、また、地平線に近づいて光が穏やかになったように感じても、光と熱が強烈であることには変わりません。安全な方法で観察しなければ、最悪の場合は失明する危険性があります。日食グラスなど専用の観察器具を正しく使って、安全な方法で観察してください。観測方法はこちらを参考にして下さい。
国立天文台 https://www.nao.ac.jp/astro/basic/solar-eclipse-obs.html#index_safety
日食の起こる仕組みはこちらをご覧下さい 国立天文台ホームページ
https://www.nao.ac.jp/astro/basic/solar-eclipse.html
【画像提供:国立天文台】
晴天祈願!
2020年6月21日17時06分に天体望遠鏡博物館 駐車場にて撮影。
撮影者:天体望遠鏡博物館会員 SH氏
撮影者コメント:部分日食のある風景狙いでしたので薄雲なら良かったのですが、雲が濃すぎでした。iphoneにて撮影
天体望遠鏡博物館屋上にて撮影。撮影者:天体望遠鏡博物館会員 NH氏
撮影者コメント:10万分の一の減光フィルターのみ用意していたので、望遠鏡(五藤光学10cmED)での直焦点撮影では殆どピントを合わす事さえできませんでした。途中から寄贈品のミザールカイザー(太陽投影板付)を緊急出動もさせました。が、直接投影、拡大投影ともに光る雲の存在はわかる程度だったので、最終的にカメラのズームレンズのみの撮影に限定いたしました。何ともじれったい状態でした。私の後方ではKさんIさんもチャレンジしておりました。駐車場には、Sさん、Hさん、Mさんと居残りのお客さんでした。飛び入りとして、サル6匹やにゃんこ1匹も博物館周辺にいました。
今回の日食は日本国内では部分日食ですが、台湾や中国南部など一部の地域では金環日食になります。中国東北部の長春市の日系企業に海外赴任している天体望遠鏡博物館ボランティアTH氏が休みを利用して金環日食帯に入る中国南部の厦門まで急遽遠征観測に向かいました。
当日の天気はご覧のとおり、快晴と言えないまでもまずまずの晴天です。
日食が始まり順調に撮影が進みます。
16時12分 アレッ!金環日食の写真は……。なんと金環日食の時間帯のみ厚い雲に覆われてしまいました。
夕方から雲量が増加し、雲間を通しての撮影になりました。
飛行時間、往復10時間の弾丸遠征観測でした。