お知らせ

上弦の月のころ、太陽光が月面の山脈などを照らすことでできる陰影でアルファベットのXやＬ　Ｏ　Ｖ　Ｅに見える現象のことを月面X、月面ＬＯＶＥと呼ぶようになりました。今回は2月19日に発生すると予報されていました。天体望遠鏡博物館のスタッフが撮影に成功しましたので紹介致します。

＊ＬＯＶＥのＯは表示していません。

撮影日時：2021年2月19日（金）19:15
撮影場所：愛媛県新居浜市
撮影機材：天体望遠鏡20cmF5ニュートン（Sky-Watcher）　カメラZWO ASI385MC
撮影データ：直焦点　AS3スタック、RegiStax6ウェーブレット、DeNoise実施
撮影者：天体望遠鏡博物館会員　Ａ氏
撮影者コメント：前回（12月22日）のXは陽が当たり過ぎてXがXに見えていなかったですが、
今回はXがちゃんと浮き出るように見えています。

撮影日時：2021年2月19日（金）17:23～23:08
撮影場所：滋賀県長浜市曽根町
撮影機材：カメラ Nikon COOLPIXP1000　35mm判換算3000mm相当で撮影
撮影データ：17時23分はISO 200 絞りf8 1/80秒、18時32分〜23時08分はISO 400 絞りf8 1/125秒、手持ち撮影　手振れ防止設定ノーマル
撮影者：天体望遠鏡博物館ボランティア　Ｋ氏
撮影者コメント：時間毎の変化を追ってみました。中心時間帯の20時台は仕事中であったため撮影できませんでしたが、夕刻から夜半近くまで、LOVE、Xとも見えていました。月面人は遅い時間帯の方がよく見えていますね。23時台は、高度が低かったため、解像度が落ちました。色も少し赤いです。

月面Ｘ、ＬＯＶＥなどの見つけ方を紹介ししている動画

上弦の月に 月面 LOVE を見つけよう　えひめ星空キャラバン隊 (改訂）
https://www.youtube.com/watch?v=iQAEQDJ5_rc

提供：愛媛星空キャラバン隊