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11月8日昼間の金星食

[天文現象] スケジュール:2021/11/08
更新日:2021/11/06

11月8日(月)の午後、13時40分ころから(食の時刻は観測地によって異なります)南東の高度30度程度の青空の中ほどにある細い月が、金星を隠す「金星食」になります。昼間の現象ですが望遠鏡や双眼鏡を使えば見ることが出来ます。

11月8日14時19分広域星図上図はステラナビゲーターで作成した11月8日14時19分の香川県さぬき市から見た南の空です。月はほぼ南の高度30度付近に薄く見えています。西に明るく見えているのは太陽です。

 そうといっても青空の中で、三日月、金星を見つけるのは慣れていないと、なかなか難しいかも知れません。スマートフォンの星空アプリを使えば、だいたいの方角を知ることもできますのでチャレンジしてみて下さい。この時期の金星は望遠鏡で見てみると半月のような形に見え、三日月より金星のほうが明るく見えます。

金星食上図は11月8日14時19分に香川県さぬき市で望遠鏡で月全体が見える程度の倍率で見たときの金星が月から出現してくる時の予想図です。ステラナビゲーターで作成。

金星食拡大上図は11月8日14時19分に香川県さぬき市で望遠鏡の高倍率で見たときの予想図です。金星が半月上になっていることもわかります。ステラナビゲーターで作成。

日本では、九州北部-愛媛県南部のラインより東側の全国で見ることができますが金星が隠され始める時刻は観測地によって数分程度の差があります。また月のどの辺に隠されていくかも観測地によって異なります。

九州北部と愛媛県南部のライン附近では金星と月がかすめていくように見えるでしょう。またこのラインの西側では金星食にはなりませんが月と金星が大接近している様子が見られます。

晴れていれば、太陽に注意しながら観測にチャレンジしてみて下さい。

金星食の発生時刻や見え方はアストロアーツ社のサイトが参考になります。

http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11743_ph211108

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上図はアストロアーツ社のサイトから引用しています。図をクリックするとアストロアーツ社のサイトにリンクします。

 

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