お知らせ

新年の最初の大きな天文現象、しぶんぎ座流星群が正月明けの1月4日早朝に活動の極大を迎えると予想されていました。
＊しぶんぎ座流星群の「しぶんぎ座」は現在の全天88星座には含まれていません。現在の星座では輻射点は「うしかい座」になります。「しぶんぎ」は「四分儀」と書き角度を測るために使われていたものが、昔りゅう座とうしかい座の境界辺りに星座「壁面四分儀座」としてあったもので流星群の名前としてのみ残っています。

天体望遠鏡博物館のスタッフが捉えた2022年のしぶんぎ座流星群を報告します。

撮影日時：2022年1月4日3:30～5:15頃まで
撮影地：岡山県
撮影データ：レンズ２４ｍｍ（ｆ４）　ＩＳＯ6400　露出10秒×8枚　比較明コンポジット
撮影者：天体望遠鏡博物館ボランティアＵＭ氏（岡山在住）
撮影者コメント：左端の上部の短く明るいのは人工衛星です。感覚的なものですが極大時刻は３時頃だったのではないかと思います。

観測日時：2022年1月3日22:00～翌4日3:00頃
撮影地：香川県高松市国分寺町
観測方法：観測者6名の肉眼観測
記録者：天体望遠鏡博物館会員ＴＨさん（香川在住）
撮影者コメント：コタツに入って、暖かい飲み物を飲みながら「しぶんぎ座流星群」を観測する新年恒例の「こたつ観測会」を実行しました。風も少なく比較的穏やかな夜でしたが、夜半より雲が湧き、雲間からのぞくことになりました。