カノープスを見る好機です
[天文現象] スケジュール：2022/02/02
更新日：2022/02/02
冬の寒さは外出するのが億劫になりますが、澄んだ空気の中でキラキラ輝く星座は美しいと感じます。季節ごとに星見の楽しみがあることを多くの方に知って頂ければと思います。
2月上旬の午後8時に南の空を見ると、冬の大三角形をはじめ、一等星を結んでいくと冬のダイヤモンドと呼ばれる巨大な六角形を星空に描くことが出来ます。
この時期はカノープスを見るチャンスです。カノープスはりゅうこつ座の一等星ですが、日本から見ると低空になるため、地平線上に出る時間が短く、古くから見ることが出来れば長生き出来るという言い伝えがあります。南の地平線近くまでが見渡せるようなところで観測にチャレンジしてみましょう。
図はすべてステラナビゲーターを使用して作成しました。
原稿作成者：天体望遠鏡博物館 会員ＵＴ
