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7月21日~22日火星食が起こります

[天文現象] スケジュール:2022/07/21
更新日:2022/07/20

月齢23の半月が火星を隠す火星食が7月21日24時前から22日午前0時すぎに起こります。
月の出と火星食が起こる時間が近いため、月の出が早い北日本では潜入時から観測できますが、多くの地域では火星食が始まってから月の出となります。このため月に火星が隠される時間にはまだ月が出ておらず、火星が月から出現する時間になってから見られます。

潜入・出現の時刻や月の高度、月の縁のどこに見えるかは観察場所によって異なります。また、月の出直後ですので、高度が低いなかでの観測になります。東の地平線が見渡せる観測地選びが必要になります。シミュレーションソフトをお持ちの方は地形も含めて事前によく確かめておくことをお勧めします。

各地での潜入・出現の時刻はアストロアーツ社のホームページでも確認できます。ぜひ参考になさって下さい。

https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12329_ph220722?ref=a462

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図はアストロアーツ社ホームページから引用

天体望遠鏡博物館がある香川県では、火星食が始まる時刻には月がまだ昇ってきていません。火星が月から出現するところを見ることが出来ます。(月が照らされていない暗部からの出現になります)

22日0時15分香川

上の図はシュミレーションソフト「ステラナビゲーター」を用いて作った7月22日午前0時15分香川県での予想図です。東のほぼ地平線での現象になることがわかります。

0時15分拡大7月22日午前0時15分、月の暗部から火星が出現したところの予想図です。

火星食が終わった後も、夜明け前まで火星と月がたいへん近づいて見える状態が続きます。1時間毎に、写真撮影したり、注意深く観察すると月と火星が徐々に離れてゆく様子も確認できるでしょう。

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