香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[天文現象] スケジュール:2023/01/04
更新日:2022/12/31
流星群は数多くありますが、数多く流星が発生する流星群は限られています。8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群とともにしぶんぎ座流星群は三大流星群と呼ばれています。
ただし、ほぼ確実に数多くの流星が流れるペルセウス座流星群やふたご座流星群と比べると、しぶんぎ座流星群は、年によって出現数が変化しやすいと言われています。
いつ見れば良いか
今年のしぶんぎ座流星群の見頃は月明かりの影響も考慮すると1月4日の未明(午前4時から5時頃)になりそうです。流星の数は、空の暗い場所で1時間あたりおよそ25個と予想されています。
どこを見ていれば良いか
流星は、どちらの方向にも現れます。まぶしい照明がなく、空の広い範囲を見渡せる方向を見ましょう。キャンプ用などの背もたれのあるイスに座って見るのをお勧めします。
どのくらい見ていれば良いか
目が夜空になれるのに15分ほどかかります。最低でも15分、できれば30分ほどがんばりましょう。
しぶんぎ座はどこにあるの
残念ながら、国際天文学連合が星座として定めた星座に「しぶんぎ座」は該当していません。「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座に由来し、現在の「うしかい座」と「りゅう座」の境界あたりになります。
1月4日午前4時 北東方向の星図です。うしかい座とりゅう座の間にあたりがしぶんぎ座流星群の放射点です。図ではオレンジ色の印で示しています。
流星群とは
*これ以下の部分は国立天文台ホームページ-天文情報-基礎知識の引用です。
流星(「流れ星」とも言います)とは、宇宙空間にある直径1ミリメートルから数センチメートル程度のチリの粒が地球の大気に飛び込んできて大気と激しく衝突し、高温になってチリが気化する一方で、大気や気化したチリの成分が光を放つ現象です。
彗星はこのようなチリの粒を軌道上に放出していて、チリの粒の集団は、それを放出した彗星の軌道上に密集しています。彗星の軌道と地球の軌道が交差している場合、地球がその位置にさしかかると、チリの粒がまとめて地球の大気に飛び込んできます。地球が彗星の軌道を横切る日時は毎年ほぼ決まっていますので、毎年特定の時期に特定の流星群が出現するわけです。
このとき、地球に飛び込んでくるチリの粒はみな同じ方向からやってきます。それぞれのチリの粒はほぼ平行に地球の大気に飛び込んできますが、それを地上から見ると、その流星群に属している流星は、星空のある一点から放射状に飛び出すように見えます。流星が飛び出す中心となる点を「放射点」と呼び、一般には、放射点のある星座の名前をとって「○○座流星群」と呼ばれます。
流星の出現数ですが、流星群の放射点が地平線付近にあるときには、チリが大気にななめから飛び込んでくるためにチリの数は少なく、流星はほとんど出現しません。流星群の活動の活発さが変わらないと仮定すると、放射点の高度が高くなるにしたがって流星の出現数は多くなります。