香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[天文現象] 更新日:2017/10/26
半月には満月になる前の半月、上弦(じょうげん)の月と満月後の半月、下弦(かげん)の月があります。今夜のお月様は満月になる前の半月ですから上弦の月です。上弦の月のころ、条件が揃うと、月面の欠けぎわにあるヴェルナー(Werner)クレーター近くにアルファベットの「X」のような地形が見えることがあります。この現象は天文愛好家などに「月面X」と呼ばれています。
月面Xは上弦のたびに見える現象ではなく、条件が揃ったときにおよそ1時間程度の間だけ見ることができます。10月27日金曜日、午後8時~9時にかけて見ることができるでしょう。
参考になるサイト:下記のサイト「月世界への招待」を参照してください。
撮影者:宮浦氏 2017年7月1日撮影 天体望遠鏡を使わずカメラのデジタルズーム100倍で撮影
上の写真はクリックすると拡大します 月面Xがどこにあるかわかりますか?
こちらの写真は天体望遠鏡を使って2016年8月10日撮影した月と翌日の11日に撮影した月です。
天体望遠鏡で倍率40倍程度のときに肉眼で見たイメージに近いのでものですが、天体望遠鏡の場合は上下左右逆さまに見えるので注意してください。(天頂プリズム不使用)
8月11日月齢7.3の時には「月面X」現象が見えていますが、翌日には見えないことがわかります。
撮影者:松野氏 2016年8月10日の月面Xと8月11日の月の比較
こちらの写真は月面Xだけでなく月面Vという現象もとらえたものです。
撮影者:松野氏 2016年8月10日の月面Xと月面V
撮影者:松屋氏 月面Xの拡大
左上にXが見えています。天体望遠鏡で月面Xのあたりを倍率をあげてみるとこのようになります。