香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[天文現象] スケジュール:2019/10/11
更新日:2019/10/03
中秋の名月を鑑賞する習慣は古く大陸から伝わったようですが、翌月の十三夜(旧暦)の月を鑑賞するのは日本独自の文化のようです。中秋の名月のころは、秋雨前線や台風の経路にあたることもあり、晴れないことも少なくないようですが「十三夜に曇りなし」と言われるほど十三夜の月は晴れる日が多いそうです。最近は、気候変動の影響でしょうか、その傾向もやや変わっていると説明するところもありますが、それはともかく、満月直前のわずかに欠け際が残る月はとても美しく、ぜひ、秋の夕べに空を見上げて鑑賞してみてください。
十五夜の時のお供えは、お月見団子を15個重ねてお供えするそうですが、十三夜の時は、13個だそうです。一番てっぺんにお団子を一つつまんで食べてしまったら、月にかざしてみるのはどうでしょう。また、お酒のさかづきに月を映して、お酒と一緒に月を呑む、平安びとはそうして月を楽しんだそうですが、令和の人も負けずと月と遊んでみたいものです。
十三夜の月のイベントも各地で開催されているようです。WEBなどで検索して、お近くで開催されるイベントに参加するのも良し、ご家族そろって月夜の空を見上げるのも良いでしょう。
(写真&文章作成 担当: fuji )