香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
[天文現象] スケジュール:2020/09/13
更新日:2020/09/13
夏の大三角とISS 中部山岳南アルプス仙丈ケ岳の山小屋にて (撮影:fuji )
ISS軌道は変化しますので写真のISS軌跡と今回は異なります
観察チャンスは
夜明け前の空 9月13日から9月15日
日没後の空 9月15日から9月21日
(特に9月16日、18日、19日はほぼ全国的に見やすい位置で観察できます。)
詳しい時間や出現方向・見やすさの目安は、観察地により異なりますのでJAXAのWEBサイトにて確認してください。(注1:
星空の中に動く光を見つけると、とても嬉しいものです。夜空で動く光の代表的なものは、流れ星、飛行機やヘリコプター、ごくまれにホタルの発する淡い光などですが、多いのは人工衛星です。
特に日没直後と日の出直前の数時間に多くの人工衛星を観察することができます。日没直後は、観察地はすでに日暮れにより暗くなっていますが、人工衛星は高さ数百kmから高いものでは36万km以上の軌道を飛んでいるため、そこにはまだ太陽の日差しがあります。そのため人工衛星が太陽光に照らされて、光って見えるという理由です。
特に、高度の低い人工衛星は、地上からの距離が近いため、大きく明るく見えます。このうちもっとも観察しやすい人工衛星は、数多くの日本人宇宙飛行士も搭乗した国際宇宙ステーションです。国際宇宙ステーションは英語の頭文字をとってISSと呼ばれています。ISSは地球周回軌道を回る巨大な宇宙実験施設で、ワールドカップの公式試合ができるサッカー場ほどもある巨大な人工衛星です。軌道の高さは、人工衛星としては低めで約400km程。なんと、約90分で地球を一周する猛スピードで回っています。ISSは高度が低く、巨大な人工衛星のため、地上から明るく大きく観察することができるのです。
観察チャンスはたくさんありますが、ISSが日本各地の上空を通過するタイミングで異なります。観察スケジュールの予測は宇宙航空研究開発機構(JAXA)のWEBで日々更新されていますので、お住まいの地域や観察地に合わせて、最新の情報を確認するとよいでしょう。
注1:)
宇宙航空研究開発機構(JAXA) 宇宙ステーションきぼう・広報情報センター/「きぼう」を見ようのWEBサイトについて
各都市での見え方や初めてISSを見ようとしている方への情報、写真撮影の仕方などが記載されています。またISSは軌道変更することがありますので観測当日のチェックが必要です。とても役に立つサイトですのでぜひご覧下さい
(担当: fuji )
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