香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
第1百武彗星、第2百武彗星をこの双眼鏡で発見したことを記した1995Y1,1996B2のシール
フジノン 25×150 MT-SX
倍率 25倍
対物レンズ有効径 150㎜
実視界 2.7°
射出瞳径 6.0㎜
本体重量 18.5㎏
1996年3月25日、地球に1500万㎞まで接近した「百武彗星」の発見者故・百武裕司氏が百武彗星発見時に使用した大型双眼鏡です。
故・百武裕司氏(1950年7月1日-2002年4月10日)は、この双眼鏡を使って1995年12月25日と1996年1月30日に相次いで2つの彗星を発見しました。
このうち1996年1月30日に発見した彗星は、3月25日前後に明るさが0等級以上、尾の長さが60度以上という世紀の大彗星となり、日本のみならず世界中で話題になりました。
双眼鏡は氏が故人になられてからは、百武昭子夫人によって大切に保管されてきました。
2014年5月17日、鹿児島県から夫人をお招きし、さぬき市大山市長ご臨席のもと寄贈式が行われ、永く活用していくことを関係者とともに誓いました。
百武昭子夫人が百武彗星発見時のエピソードなどを講演して下さいました。
マスコミの記者さん・多和地区の皆さんも寄贈式に参加下さいました。
日没後、観望会を行いました。フジノン15㎝の見え味を感じて頂くために、5㎝、10㎝の双眼鏡も用意しました。