収蔵望遠鏡

テレビニュースで天体望遠鏡博物館のことを知った岡山県倉敷市の主婦の方から、望遠鏡を寄贈したい旨の連絡があり、２０１３年２月１日に伺いました。一般の個人の方からの寄贈のお話をいただいたのはこれが初めてです。

おじいさまの東恒久様が孫のために２０数年前に購入された望遠鏡だそうです。

すでにおじいさまは故人になっており、家族の思い出の品として保管してほしいとのご希望をお話頂けました。「当館が開館するのを楽しみにしています、廃校を利用するなんてすばらしい、応援してますよ」と励ましのお言葉も頂戴いたしました。

望遠鏡を仮組立してみると、バランスウェイトと軸がないことに気づきました。寄贈者に探して頂けないかお願いしたところ、バランスウェイトとともに説明書も見つかったという連絡が後日ありました。再度、お伺いして無事、完成させることができました。

分解確認したところ１１５㎜主鏡と斜鏡ともにアルミ蒸着面の劣化が判明しました。実用使用するには再蒸着が必要ですので、当面は展示用に活用させていただきます。