香川県さぬき市多和助光東30-1(旧 多和小学校)
本機はビクセンが望遠鏡ショップ アトムのために制作した8㎝屈折赤道儀で、SUPER-8屈折赤道儀という名称です。オリジナルはビクセンのスーパーポラリス-80Mと思われます。オリジナルとの違いは塗装色で、現行のタカハシの赤道儀の色に近いウグイス色に塗装されてます。
鏡筒部は口径80㎜アクロマートレンズです。焦点距離は910㎜、口径比11.4です。
鏡筒バンドはビクセンがアリ型アリ溝タイプを採用する前のタイプです。
接眼部はラック&ピニオンによるピント調整です。アイピースは24.5㎜径。
ラック&ピニオンの回転の堅さは4本のネジである程度調整できます。
赤道儀はスーパーポラリス型です。
スーパーポラリス型赤道儀の主な特徴
①経緯台にもなる
②極軸望遠鏡内蔵
③ユニット設計で赤緯部、極軸ベース部、架台三脚部に分割できる
④極軸ベース部は星野写真儀となりマルチプレートを取り付け多目的に使用できる。
⑤赤経・赤緯ともウォームホイールギァ歯数は144枚の全周微動。偏芯は1/1000㎜。
⑤三脚開き止めを従来の三角板をネジどめするタイプから、カメラ三脚のように折りたたみできるタイプを採用
モータードライブはクォーツの発振周波数でパルスモーターを駆動するようになっています。
赤経(時角)目盛環は10分間隔でバーニア付きです。
赤緯目盛環は2度間隔。
内蔵の極軸望遠鏡は口径20㎜ 6倍。視度調整可能。
明視野照明装置が付属されています。
北極点導入目盛り付き。日付と時刻を合わせることで北極星の位置を指定できるようになっています。
三脚の材質はアルミで伸縮できます。少しサビのある6角ボルトは、三脚を地面にしっかりと設置する際に足で踏み込めるようにつけてあるものです。
付属品は明視野照明装置、アイピース4本、天頂プリズムなどです。