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エイコー反射式天体望遠鏡STH5000

ブランド: エイコー
光学系: 反射
口径: 114mm
焦点距離: 1200mm
架台形式: 赤道儀
年代: 1960年前後以降1980年前後
備考: 徳島県 庄野様寄贈

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EIKOW 反射式天体望遠鏡 モデル№ STH-5000

主鏡口径114㎜ 焦点距離1200㎜ 分解能 1.0″ 集光力270倍
 *1972年カタログには有効口径115㎜と記載されていますが、本機の銘板にはD114㎜の刻印があります。
ファインダー 口径30㎜ 6倍
架台 ドイツ式赤道儀
三脚 無伸縮木製

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2016年11月20日、徳島県の庄野様の寄贈品です。30年以上前に購入し、その後、何回か使用した後、箱入り保存されたままになっていたとのことです。

 

エイコーSTH5000の特徴は伸縮可能な鏡筒です。

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木箱収納時にはこのように、鏡筒が縮められた状態になります。

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主鏡には点状にカビが発生していますので、洗浄が必要です。

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接眼部はラック&ピニオン形式 ピント調整ノブは右側1個タイプです

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ファインダーは口径30㎜ 6倍

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鏡筒バンドは幅広1本タイプです。

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赤道儀はドイツ式で経緯台兼用タイプです。赤経赤緯目盛り冠付き。鋳物製でスマートなデザインながら各部の固定は印象以上にしっかりとできます。

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高度固定は東西両側のクランプを締めるタイプです。高度微調整ネジ、水平方向微動ネジはありません。


2016年11月26日 メンテナンスを開始しました。

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まず主鏡を取り外します。

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カビの占める面積はまだ少ないのですが、根が張っているのがわかります。

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流水で汚れを流しましたが、まだ落ちていないため、泡石鹸にて洗浄しています。表面に指が触れないように慎重に行います。

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汚れを浮かすため数分このままにし、その後流水で洗い落とします。

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さらに水道水のカルキ分が残らないように精製水で洗浄します。

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表面のカビはとれましたが、根がメッキ深部に浸食した部分は傷みとして残りました。これでもそれなりに観望はできますが本来の性能を取り戻すにはアルミの再蒸着が必要です。再蒸着は館内ではできませんので後日、まとめて外部に依頼する予定です。

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斜鏡を取り外して見たところ、キズがありそうでしたので、精製水を綿棒にたっぷりとつけ、表面のほこりを水滴でかるく吸い取るようにしてみました。

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斜鏡の傷みは、見え方に支障がでると思われます。こちらも再蒸着を行うことになります。

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再組み立てし、簡易な光軸調整を行いました。

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会員が集めた同型機といっしょに鏡筒を伸ばして組み立てたものと、鏡筒を縮めた状態で展示しています。

 

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開館日

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