収蔵望遠鏡

２０１４年９月１５日　香川県高松市のＯ様からの寄贈

ＭＥＡＤ　ＬＸ５０－２５　口径：２５４㎜　焦点距離：２５００㎜　Ｆ：１０

ウェッジによる赤道儀仕様（駆動未確認）

当館会員２名がＯ様のご自宅に伺い寄贈を受けました。

Ｏ様は子供のころミザールＡＲ－１００ＳＬ型反射赤道儀（１０㎝Ｆ６）をお持ちでした。香川県立高松高校のクラブ活動は地学部（天文部）に入部、高松市民文化センターで行われていた天体写真展に応募し見事、準優勝されました。

社会人になり、夜空の暗いところまで遠征して撮影するための大口径の望遠鏡が欲しくなり２５㎝シュミットカセグレンを購入。その後、小型高性能車であるミニクーパーの魅力に取り付かれました。その結果、２５㎝シュミットでの撮影遠征は困難となったため、有効活用できる先を探されていました。

寄贈いただいた望遠鏡はメンテナンスして、天体望遠鏡博物館に設置いたします。

Ｏ様のご自宅からだとミニクーパーに体一つで乗り込み、３０分ほどドライブしてもらうと天体望遠鏡博物館に到着します。天体望遠鏡博物館は重い機材を持ち運ぶことなく、観望、写真撮影ができる施設になります。この機会に天文活動を再開いただければと祈念しています。天文仲間がお待ちしています。

古いミードシュミットカレグレンの補正板は、コーティングの傷みや内部の曇りの発生がよく見受けられます。

本機の光学系は比較的よい状態ですが、分解洗浄・光軸調整などのメンテナンスを行う予定です。

赤道儀としての機能を加えるためのウェッジ仕様になっています。

本機は自動導入を省いた駆動になっていますので、初期設定の手間があまりかかりません。

電源アダプターとコントロールボックスがありませんので、代替品を探すようにします。